グルメサイトの手数料を、直接予約で減らしていく。
グルメサイトに払っているお金は、二つあります。
ひとつは掲載料です。載せている限り、予約が入った月も入らなかった月も、決まった額が毎月出ていきます。
もうひとつは送客手数料です。そのサイトを通って予約が入るたびに、1件ごと、あるいは人数ごとにかかります。料率も、課金の単位も、プランと契約内容によって各社で違います。ここでは具体的な数字は書きません。ご自身の契約書と請求書に書いてある数字が、正しい数字だからです。
まず、今月の請求書を開いてください。そして掲載料と送客手数料を、別々の額として書き出してみてください。合計額だけを眺めている限り、どちらが重いのかは見えてきません。
送客手数料は、忙しい月ほど大きくなります。
掲載料は、毎月ほぼ同じ額です。送客手数料は違います。そのサイト経由の予約が増えた月ほど、出ていく額も増えます。
売上が伸びた実感はあるのに、手元に残った額が思ったより少ない。そういう月があるとしたら、たいていここです。席を回した分だけ、外へ出ていく取り分も一緒に増えているからです。
これは仕組みの話であって、良い悪いの話ではありません。ただ、店が伸びるほど効いてくる種類の費用だという性質は、知っておいてください。
それでも、グルメサイトには役目があります。
店をまだ知らない人が最初に開くのは、いまでもグルメサイトです。地図から探す人もいれば、点数で絞る人もいます。新しいお客様と出会う入口として、ここは今も強い場所です。
だからこちらは、やめてくださいとは言いません。掲載を切った翌月に、新規の来店がそのまま落ちる店もあります。入口をひとつ閉じることになるからです。
決めるべきなのは、やめるかどうかではありません。
変えられるのは、比率です。
ひと月に入った予約が同じ件数でも、その内訳は店によって違います。何件がグルメサイトを通って入り、何件が自分の店のサイトから直接入ったか。この内訳が、そのまま毎月の送客手数料の額になります。
同じ1件の予約でも、直接入った分には送客手数料がかかりません。その分が、そのままお店に残ります。
掲載はそのまま続けて構いません。やることは、直接入る割合を少しずつ上げていくことだけです。
直接予約が増えると、何が変わるか。
手数料の分が、そのままお店に残ります。席数を増やさなくても、1件あたりの残り方が変わります。
お客様との連絡先が、自分の店の側に残ります。新メニューや年末の宴会のお知らせを、こちらから直接届けられます。
見せ方を自分で決められます。写真を何枚載せるかも、コースの並び順も、こだわりをどこまで書くかも、サイト共通の型に合わせる必要がありません。
近隣の同業と、同じ見た目になりません。値段の比較で並べられる場所から、店の中身で選んでもらえる場所へ、判断の場所が移ります。
お客様は、あとから店名で調べ直しています。
グルメサイトで店を見つけた人が、その画面のまま予約するとは限りません。多くの人は、店名をもう一度検索します。写真をもっと見たい。営業時間を確かめたい。地図を開きたい。理由はそれぞれです。
そのときに自分の店のサイトが出てくれば、予約はそこで受け取れます。用意がなければ、人はさっき見ていたグルメサイトへ戻ります。同じ1件の予約がどちらから入るかは、この一手で変わります。
検索の順位を約束することはできません。こちらでやれるのは、地域名と料理名で探されたときに営業時間も価格も正しく出る状態にすることと、Googleビジネスプロフィールに出ている情報とサイトの情報を一致させることまでです。
直接予約の割合を上げる、四つの順番。
1. 店名で検索したときに、自分の店のサイトが出る状態をつくる。ここが無いと、後の三つはすべて空振りします。
2. サイトの中で、予約を受け取れるようにする。24時間受けられるWeb予約、スマホからワンタップで発信できる電話ボタン、この二つを両方置きます。いま使っている予約サービスがあれば、そのまま連携させて二重管理を避けます。
3. 店の中で伝える。お会計のときの一言、卓上の小さな案内、名刺、LINEの友だち追加。すでに来てくれた人が次に予約する場所を、こちら側に移します。ここは費用がほとんどかからず、すでに来てくれた人に直接届きます。
4. 数える。今月、直接入った予約が何件だったかを毎月書き留めます。数えていない数字は、増えたかどうかも分かりません。
テイクアウトや通販をやっている店なら、そこも同じ考え方です。代行サービスを通した注文にも手数料はかかります。自分のサイトで受けた分にはかかりません。
一年たっても、掲載はたぶん残ります。
直接予約の割合は、一気には動きません。数か月かけて、少しずつ動くものです。増えた分だけ、その月の送客手数料が軽くなります。それが積み上がっていく形です。
そして正直に言えば、一年たってもグルメサイトの掲載は残っているはずです。新規の入口としては、やはり効くからです。それで構いません。
目指すのは、掲載をやめることではありません。掲載に頼りきらなくてもいい状態をつくることです。手数料が惜しいから続けている、という理由で契約が続いている状態から抜けることです。契約を続けるかどうかを、そのとき自分で選べる。そこまで来れば十分です。
うちの店だと、何から手をつけるか。
店によって、先にやるべきことは変わります。店名で検索しても自分のサイトが出てこない店もあれば、サイトはあるのに予約の手段が電話しかない店もあります。宴会のコース内容と総額が載っていないというだけで、幹事の比較から外れている店もあります。
30分いただければ、うちの店ならどこから直せばいいかを、その場でお伝えします。費用はかかりません。その場で契約を求めることも、後日お電話することもありません。まだ何も決まっていない状態からで大丈夫です。むしろ決める前のほうが、要らないものを買わずに済みます。
制作費は10万円〜50万円(税込)。構成によって決まります。お出しした見積もりのまま、公開まで進みます。
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