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制作ガイド

飲食店のホームページを作り直す合図。直せば済む場合との線引き

著者: VOLT編集部(株式会社Mycat。飲食店のホームページだけを作っています)

相談は、たいてい「スマホで崩れている」から始まります。

作り直しの話は、ほとんど同じ入り方をします。お客様に「お店のサイト見ましたよ」と言われて、自分のスマホで開いてみた。文字がはみ出している、写真が縦に伸びている、地図が画面からはみ出して指で動かせない。そこで初めて、何年も見ていなかったことに気づく。この記事は、その時点から何をどう判断するかの話です。

先に線を引いておきます。全部を作り直す必要がある店は、そんなに多くありません。直せば済むものと、直すより組み直したほうが早いものは、はっきり分かれます。

作り直しを考える合図は、五つあります。

順に見ていきます。自分の店にいくつ当てはまるかを数えてみてください。

  • スマホで崩れる。飲食店のサイトは、ほとんどが移動中のスマホで見られます。ここが崩れているのは、来店を決める画面が壊れているのと同じ意味です。
  • 営業時間が古い。定休日を変えた、ラストオーダーを早めた、年末年始の案内が去年のまま。地図から来た人が閉まった扉の前に立つと、その人は戻ってきません。
  • メニューが変わっている。コースを組み替えた、値段を改定した、看板料理が入れ替わった。サイトに載っている金額と店頭の金額が違うのは、いちばん信用を削る種類のずれです。
  • 予約が電話だけ。営業中に鳴った電話は取れません。閉店後に「今から行きたい」と思った人は、電話をかけられません。
  • 写真が開店時のまま。内装を変えていたり、盛り付けが変わっていたりすると、来た人が「写真と違う」と感じます。

五つのうち、二番目と三番目は放っておくと来店した人を落胆させる側です。四番目と五番目は、来る前の人を止めている側です。急ぐのは前者からです。

直せば済む場合は、こういう状態です。

次の条件がそろっていれば、作り直しではなく部分的な手当てで済みます。

まず、いまの管理画面に自分で入れること。営業時間やお知らせを自分で書き換えられるなら、二番目の合図はその日に解けます。次に、スマホで開いたときに崩れていないこと。文字の大きさや余白が読みづらいだけなら、見た目の調整で足ります。そして、写真の差し替えに費用がかからないこと。季節でメニューが変わる店は、ここが有料だと更新が止まります。

この三つがそろっているなら、やることはメニューの金額を直し、写真を撮り直し、予約の窓口を一つ足すことです。写真の撮り直しだけで印象が変わる店も多いです。

順番も決めておきます。先にやるのは、来た人を落胆させている側です。金額と営業時間を今日中に合わせます。写真と予約はその次でも間に合います。全部を一度に片づけようとすると、いちばん急ぐものが後ろに回ります。

作り直したほうが早いのは、こういう状態です。

逆に、次のどれかに当てはまるなら、部分的に直すより組み直したほうが早く終わります。

一つ目。管理画面に入れない、あるいは前に頼んだ相手と連絡が取れない。この状態では、営業時間の一行を直すのにも毎回外に依頼が要ります。二つ目。文字が画像で作られている。メニューの金額が画像に焼き込まれていると、一品の値上げのたびに画像を作り直すことになります。しかも画像の中の文字は検索でも読まれません。三つ目。ページを開くのに時間がかかる。写真を大きいまま並べているサイトは、開く前に閉じられます。四つ目。予約を受け取る形が最初から想定されていない。ここは足すというより、置き場所から考え直す話になります。

もう一つ、業態が変わった店も作り直しの側です。ランチを始めた、宴会を強化した、テイクアウトを常設にした。居酒屋で宴会を主にするのと、単品で回すのとでは、ページの並べ方から変わります。

分かれ目は、自分で直せるかどうかです。

五つの合図を並べましたが、判断の軸は一つに集約できます。これから先、自分で直せる形になっているかどうかです。

飲食店の情報は、他の業種より動きます。季節でメニューが変わり、年末年始で営業時間が変わり、仕入れで品書きが変わります。カフェやベーカリーなら今日の焼き上がりや売り切れ、ラーメンならスープ切れ終了の日。この頻度で動くものを、そのつど外に依頼する形にしていると、いずれ更新は止まります。止まったサイトは、古い情報を配り続けます。

作り直すかどうかを迷ったときは、まず「営業時間を今日中に自分で直せるか」を試してみてください。できないなら、そこが本当の問題です。

作り直すときに、持ち出せるものがあります。

ゼロからやり直す必要はありません。持ち出せるものを先に確認します。

独自ドメインは、そのまま引き継げることがほとんどです。名義が自分になっているかだけ、先に確かめてください。写真のデータも、元のサイズが残っていれば使えます。原稿も、店の歴史やこだわりを書いた文章は残ります。いま使っている予約サービスも、多くの場合そのまま連携させられます。新しく契約し直す必要はありません。

逆に、名義が制作した側になっているドメインは、移すのに手続きが要ります。ここは早めに確認しておいたほうが後が楽です。名刺やショップカードにURLを刷っている店なら、変えずに済むかどうかは費用の話にも直結します。

アクセスの記録も、消える前に控えておきます。どのページが読まれていたか、どの言葉で来ていたかが分かれば、作り直すときに何を残すかの判断材料になります。

うちの店は、直すのか作り直すのか。

いま公開されているサイトのURLを教えてください。スマホでの見え方、更新できる形になっているか、金額と営業時間がいつのものか、写真がどこまで使えるか。この四つを見て、直して済む範囲と、組み直したほうが早い範囲を切り分けてお伝えします。全部を作り直す結論になるとは限りません。

作り直す場合の制作費は、トップページ1枚だけなら10万円(税込)から、7ページくらいの構成で25万円(税込)から。何を作るかで決まります。構成を決めた時点で総額が決まります。写真と原稿がそろっていれば2週間ほどです。料金のページもあわせてご覧ください。

相談は30分の無料相談で、オンラインです。他社で作ったものが残っていても構いません。その場で契約は求めません。

よくある質問

作り直すと、いまのドメインは変わりますか。

多くの場合、そのまま引き継げます。先に確かめてほしいのは名義です。ドメインの契約者が店ではなく制作した側になっていると、移すのに手続きが要ります。ここは相談の前に管理画面か契約書で確認しておくと、話が早く進みます。名刺やショップカードのURLも変えずに済みます。

いま使っている予約サービスは、そのまま使えますか。

多くの場合そのまま使えます。新しく契約し直す必要はありません。サイト側から予約の画面へつなぐ形にします。逆に、まだ何も使っていない場合は、業態と席数に合う形を相談のときに一緒に決めます。座席管理そのものを自前で作ることはしません。席が埋まるたびに直す先が増えるからです。

部分的に直すだけで済むかどうかは、どう見分けますか。

軸は一つで、これから先に自分で直せる形かどうかです。営業時間やお知らせを自分で書き換えられて、スマホで崩れておらず、写真の差し替えに費用がかからないなら、部分的な手当てで済みます。管理画面に入れない、メニューの金額が画像で焼き込まれている場合は、組み直したほうが早く終わります。

料金・納期・進め方など、記事に関係なくよく聞かれることは よくある質問 にまとめてあります。

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