メインコンテンツへ移動

Webアクセシビリティとは?対応方法・法律・チェック項目を解説

デザイン

Webアクセシビリティとは、視覚障がい、聴覚障がい、運動障がい、認知障がいなどの有無に関わらず、すべての人がWebサイトの情報やサービスを支障なく利用できるようにする取り組みです。

Webアクセシビリティの概念は、ティム・バーナーズ=リーの「Webはすべての人のためのもの」という理念に基づいています。1999年にW3CがWCAG 1.0を発表し、2008年にWCAG 2.0、2018年にWCAG 2.1、2023年にWCAG 2.2が策定されました。現在はWCAG 2.1/2.2のレベルAA適合が国際標準です。

日本では2024年4月1日から「改正障害者差別解消法」が施行され、民間事業者にも合理的配慮の提供が法的義務化されました。Webサイトも対象に含まれるため、アクセシビリティ対応の重要性が一気に高まっています。

対応が必要な理由は障がいのある方だけでなく、すべてのユーザーの体験向上につながるからです。日本は65歳以上の人口が約30%を占める高齢化社会であり、高齢者への配慮は事業上も重要です。

技術的な主要項目:①画像のalt属性(スクリーンリーダー用の代替テキスト)、②キーボード操作対応、③色のコントラスト比(通常テキスト4.5:1以上)、④見出し構造の適切な使用(h1→h2→h3の順序)、⑤フォーム要素のlabel設定。

「アクセシビリティ対応はコストがかかる」は誤解で、新規制作時に考慮して設計すれば追加コストはほとんどかかりません。HTMLのセマンティックな記述、alt属性の設定、適切なコントラスト比の選定など、基本的な対応は通常のWeb制作スキルで実装可能です。

SEOとアクセシビリティは密接に関連しています。Googleのクローラーはスクリーンリーダーに近い方法でページを解析するため、アクセシビリティが高いサイトはGoogleにも正しく評価されやすいのです。

EU圏では2025年6月からEuropean Accessibility Actが施行され、ECサイト等にWCAG 2.1レベルAA適合が義務化されます。グローバル展開する企業を中心にアクセシビリティ対応の波が加速しています。

Webアクセシビリティのメリット・重要性

  • すべてのユーザーがサイトを利用可能に — 障がいのある方、高齢者、一時的な障がいのある方すべてに対応できます
  • 法的リスクの回避 — 改正障害者差別解消法への対応により法的リスクを防ぎます
  • SEO効果の向上 — セマンティックHTML、alt属性、見出し構造などがSEOに直結します
  • ユーザー層の拡大 — 日本の65歳以上は約3,600万人。高齢者にも使いやすいサイトはマーケットを広げます
  • ブランドイメージの向上 — CSR/ESGの観点からも評価されます
  • ユーザビリティ全体の底上げ — 障がいの有無に関わらず全ユーザーの使いやすさが向上します
  • グローバル展開への基盤 — WCAG 2.1準拠の体制を整えておくことで将来の対応コストを削減できます

具体例・活用シーン

画像にalt属性を設定:スクリーンリーダーが「商品の外観写真:ステンレス製のタンブラー、容量350ml」と読み上げ

キーボードナビゲーション対応:Tabでフォーカス移動、Enter/Spaceでボタン操作。フォーカスインジケーターを視覚的に明示

色だけに頼らないUI設計:エラー表示を赤色だけでなくアイコンとテキストでも伝達

動画への字幕追加:聴覚障がいのある方だけでなく、音声を出せない環境のユーザーにも有用

フォームエラーの具体的説明:「入力に誤りがあります」ではなく「電話番号はハイフンなしの11桁で入力してください」と案内

Webアクセシビリティに関するよくある質問

アクセシビリティ対応は法的に義務ですか?+
2024年4月から改正障害者差別解消法により民間事業者にも合理的配慮の提供が義務化されました。WCAG 2.1レベルAA適合が直接義務化されてはいませんが、「合理的配慮を提供する努力」が求められています。
アクセシビリティ対応の費用はどのくらいですか?+
新規制作時の基本対応は追加費用ほぼゼロ〜10%程度。既存サイト改修は10万円〜100万円以上。VOLTでは基本的なアクセシビリティ対応を標準実施しています。
自社サイトのアクセシビリティを簡単にチェックする方法は?+
①Lighthouseでアクセシビリティスコアを確認(90点以上が目標)、②axe DevToolsで問題箇所を特定、③キーボードだけでサイトを操作してみる、④画像を非表示にしてテキストだけで情報が伝わるか確認。
最も重要なことは何ですか?+
①画像のalt属性設定、②キーボード操作対応、③色コントラスト比(4.5:1以上)、④適切な見出し構造の4つが最もインパクトが大きいです。段階的に改善していきましょう。
アクセシビリティ対応はSEOに影響しますか?+
大いに影響します。alt属性、セマンティックHTML、見出し構造はGoogleのページ理解に直接寄与します。LighthouseのアクセシビリティスコアとSEOスコアには相関関係があります。

実践のコツとチェックポイント

まずLighthouseでスコアを確認

Chrome DevToolsのLighthouseタブで「Accessibility」カテゴリのスコアを確認しましょう。スコア70点未満なら重大な問題がある可能性が高いです。

制作会社への確認ポイント

「アクセシビリティ対応はどのレベルまで含まれていますか?」と確認しましょう。最低限、alt属性、キーボード操作対応、コントラスト比確保、セマンティックHTMLが含まれるべきです。

アクセシビリティ方針を公開する

フッターに「アクセシビリティ方針」ページを設置し、対応レベルと連絡先を公開しましょう。法的な説明責任と企業姿勢のアピールになります。

段階的に改善する

一度に完璧を目指す必要はありません。Lighthouseの指摘→主要ページのキーボード対応→WCAG 2.1各項目と段階的に進めましょう。

関連する用語

Web制作の費用を知る

Web制作の比較ガイド

完全無料・登録不要

あなたのWebサイトの健康診断、してみませんか?

URLを入力するだけで、パフォーマンス・SEO・アクセシビリティ・セキュリティの4項目をGoogle基準でスコアリング。問題点と改善策を無料レポート。

10秒でURL入力60秒で結果表示A〜D総合評価競合比較も可能
無料でサイト診断する →

会員登録不要・何度でも無料

あなたのサイト、受注前に無料で制作します

あなたの分野が得意な専属クリエイターが先にアサインされ、受注前にサイトを制作。 気に入らなければ一切お金はかかりません。

無料で制作を依頼する

30秒で完了・気に入らなければ0円

受注前に無料制作 気に入らなければ0円 修正3回無料 オンライン完結