見積もりが店ごとに違うのは、値引きの幅ではありません。
何社かに聞いてみたら、金額がばらばらだった。飲食店の店主から、よく聞く話です。同じ「ホームページ1つ」を頼んだつもりなのに、なぜこれだけ差が出るのか。
差の正体は、作るものの量と作り込みです。だから、こちらが何を持っていて、何を持っていないかで、同じ会社に頼んでも金額が変わります。裏を返すと、自分で動かせる部分がそれなりにあります。
比べるときは、金額の隣に何が含まれているかを並べてください。同じ金額でも、写真の撮影が入っているか、予約の仕組みが入っているか、公開したあと自分で直せるかで、中身は別物になります。金額だけを縦に並べると、いちばん安いところが選ばれ、足りないものが後から出てきます。
制作費は、何を作るかで決まります。
VOLTの場合、制作費は、トップページ1枚だけなら10万円(税込)から、7ページくらいの構成で25万円(税込)から。構成を決めた時点で総額が決まります。ここから先は、何を入れるかで動きます。
先に金額の幅を宣言しないのは、店によって作るものが違うからです。カウンター中心のバーと、宴会が売上の柱の居酒屋では、必要な画面がそもそも違います。バーは、チャージと1杯の価格帯が最初の画面にあれば形になります。居酒屋は、コースを表で並べたページと、人数ごとの席の写真が要ります。同じ「飲食店のサイト」で片づけると、どちらかが合いません。
何が金額を動かすかを図にしたものは費用の考え方に置きました。ここでは、その手前で自分が決められることを書きます。
金額を動かすのは、だいたい4つです。
- ページの数。トップだけなのか、メニュー・店内・コース・アクセス・予約・お知らせまで分けるのか。
- 写真と原稿の状態。手元にあるのか、撮るところからなのか。
- 予約まわりの作り込み。電話だけなのか、Web予約を足すのか、いま使っている予約サービスと連携させるのか。
- 公開したあと、ご自身で書き換える範囲。お知らせだけなのか、メニューの値段まで触れる形にするのか。
このうち、1つ目と3つ目と4つ目は「決める」だけの話です。お金をかけずに、先に決めておけます。2つ目だけが、実費の出る可能性のあるところです。
ページの数は、多いほど良いわけではありません。ラーメンや定食のように、着く前に注文が決まっている状態を作るのが仕事の業態は、階層を深くすると逆に決まらなくなります。減らす判断も、金額を下げる方向に働きます。
写真は、いちばん自分で動かせるところです。
飲食店のサイトで、見た目のほとんどを決めているのは写真です。同じコースでも、肉が実物より安く写っていれば「高い」と読まれ、実物どおりに写っていれば「その値段なら」と読まれます。ここは他の業態より、焼肉で露骨に出ます。
まず、いま手元に何枚あるかを数えてください。日々スマホで撮っている料理の写真が、そのまま使えることがあります。湯気の上がった瞬間や、焼き台の手元は、あとから撮り直せません。
足りない分だけ撮影を足す形にもできます。撮影を頼む場合は3万円(税込)からで、料理の点数と店内の広さで変わります。東京23区内なら出張費はかかりません。どこをどう撮るかは写真の話に書きました。
撮る前に決めておくと早いのが、どの料理を撮るかです。看板の品、コースの一式、単価の高いもの。全品を撮る必要はありません。点数が減れば、その分だけ撮影の目安も下がります。
原稿は、箇条書きのまま渡して構いません。
文章を書こうとして止まる店が多いです。整えるのはこちらでやります。必要なのは、事実がそろっていることだけです。
そろえておくと早いのは、コースの品数・時間・飲み放題の有無・税込の総額。席の数と、人数ごとに何名まで入るか。ラストオーダーの時間。アレルギーや持ち込みへの対応。テイクアウトをやっているなら、受け取りの方法。どれも紙のメニューと、店の中ですでに決まっていることです。
写真と原稿がそろっていれば、2週間ほどで公開できます。逆に、ここが集まらないまま進むと、動くのは金額ではなく日数です。
書き出す場所は、紙で構いません。伝票の裏でも、スマホのメモでも読めます。清書に時間をかけるより、抜けが無いほうが早く進みます。
制作費と別にかかるものを、先に数えておきます。
制作費のほかに、毎年・毎月かかるものがあります。数は多くありません。
- 独自ドメイン。料金は取得先と種類によって変わります。
- サーバー。料金は契約先とプランによって変わります。
VOLTでは月額の管理費はいただきません。予約が入っても、送客手数料はかかりません。毎月出ていくのは、上の実費だけです。グルメサイトに毎月払っている額と比べたい場合は、掲載料と送客手数料の話もあわせて読んでください。
修正は3回まで無料です。4回目以降は内容に応じて別途お見積もりになります。直しながら探すのではなく、決めてから作る順番にしているのは、そのためです。
独自ドメインは、店名で取っておくとあとが楽です。すでに持っているなら、その更新日と、管理している場所を確かめてください。ここが分からないまま進むと、公開の直前で止まります。
うちの店だと、いくらになるか。
ここまでの4つのうち、いくつ決まっているかで話の速さが変わります。写真が手元にあって、メニューが今のもので、予約の受け方が決まっていれば、30分で構成まで決まることがあります。
まだ何も決まっていなくても構いません。むしろ決める前のほうが、要らないものを買わずに済みます。
相見積もりの途中でも構いません。他社のお見積書を見ながら、何が入っていて何が入っていないかを一緒に読み解くこともできます。
30分の無料相談で、うちの店ならいくらになるかを、その場でお伝えします。オンラインで30分、費用はかかりません。その場で契約を求めることも、後日お電話することもありません。
よくある質問
10万円だと、どこまで作れますか。
何を入れるかで決まります。ページを絞り、写真と原稿が手元にそろっていて、予約は電話とWeb予約という組み方なら、下限に近づきます。ページを分け、撮影を足し、いま使っている予約サービスと連携させ、値段まで自分で書き換える形にすると、その分だけ上がります。構成を決めた時点で総額が決まります。
撮影は、頼まないといけませんか。
必要のない店もあります。日々スマホで撮っている料理の写真が、そのまま使えることがあります。足りない分だけ足す形にもできます。撮影を頼む場合は3万円(税込)からで、料理の点数と店内の広さで変わります。東京23区内は出張費がかかりません。何が足りないかは、いまの写真を見れば分かります。
毎月かかるお金は、いくらですか。
月額の管理費はいただきません。予約1件ごとの送客手数料もありません。毎月・毎年出ていくのは実費だけです。ドメイン代は取得先と種類によって変わります。サーバー代は契約先とプランによって変わります。
料金・納期・進め方など、記事に関係なくよく聞かれることは よくある質問 にまとめてあります。