ホームページ完成後にやるべきこと完全チェックリスト
ホームページ完成=スタートライン
ホームページの制作が完了し、いよいよ公開。「やっと完成した!」という達成感があるのは当然ですが、ここからが本当のスタートです。ホームページは「作って終わり」ではなく、公開後の行動がビジネス成果を大きく左右します。
実際に、ホームページを公開後に適切な施策を実行した企業と、何もせず放置した企業では、1年後のアクセス数に10倍以上の差がつくことも珍しくありません。しかし、「何をいつやればいいのか」が分からず、結局何もせずに時間が過ぎてしまうケースが非常に多いのが実情です。
この記事では、ホームページ完成後にやるべきことを「公開前の最終チェック」「公開直後」「1週間以内」「1ヶ月以内」「継続運用」の5つのフェーズに分けて、完全チェックリストとしてまとめました。一つずつ確認しながら進めていきましょう。
フェーズ1:公開前の最終チェック(公開日前日まで)
公開ボタンを押す前に、以下の項目を必ず確認してください。公開後に問題が見つかると、修正に時間がかかるだけでなく、ユーザーに悪い第一印象を与えてしまいます。
リンク切れの確認
サイト内のすべてのリンクが正常に動作するか確認します。W3C Link CheckerやScreaming Frog(無料版は500URLまで)などのツールを使えば、一括で確認できます。特にナビゲーションメニュー、フッターリンク、CTAボタン、ブログ内のリンクを重点的にチェックしましょう。
表示崩れの確認
以下の環境で実際にサイトを閲覧し、表示崩れがないか確認します。
- ブラウザ:Chrome、Safari、Firefox、Edge(最新版)
- デバイス:iPhone(Safari)、Android(Chrome)、iPad、PCデスクトップ
- 画面幅:320px(小型スマホ)、375px(iPhone標準)、768px(タブレット)、1024px、1440px(デスクトップ)
特にスマートフォンでの表示は入念に確認してください。画像がはみ出ていないか、テキストが読みにくくないか、ボタンがタップしやすいサイズか(最低44px × 44px)がポイントです。
フォームの動作確認
お問い合わせフォームは最も重要な機能です。実際にテスト送信を行い、以下を確認しましょう。
- フォーム送信が正常に完了するか
- 確認メール(自動返信)が正しく届くか
- 管理者への通知メールが届くか
- 送信完了ページ(サンクスページ)が表示されるか
- 必須項目のバリデーションが機能するか
- スパム対策(reCAPTCHAなど)が機能するか
OGP(Open Graph Protocol)の設定
SNSでシェアされた際に表示されるタイトル、説明文、画像を設定します。Facebook、X(旧Twitter)、LINEそれぞれで正しく表示されるか、各プラットフォームのOGPデバッグツールで確認しましょう。OGP画像の推奨サイズは1200×630pxです。
ファビコン(favicon)の設定
ブラウザのタブやブックマークに表示される小さなアイコンです。設定されていないと、デフォルトの地球儀アイコンが表示されプロフェッショナルな印象が損なわれます。32×32pxのICOファイルに加え、apple-touch-icon(180×180px)も設定しておきましょう。
フェーズ2:公開直後にやること(公開日当日〜3日以内)
公開ボタンを押したら、すぐに以下の設定を行います。早ければ早いほど良い項目ばかりです。
Google Search Consoleへの登録
Googleがサイトを発見し、検索結果に表示するための第一歩です。プロパティを追加し、所有権を確認したら、XMLサイトマップを送信します。さらに、重要なページ(トップページ、サービスページ)はURL検査ツールから個別にインデックス登録をリクエストしましょう。詳しい手順は公開後のSEOロードマップで解説しています。
Google Analytics 4(GA4)の設定確認
制作段階でGA4のタグは設置済みのはずですが、以下を再確認します。
- リアルタイムレポートで自分のアクセスが計測されているか
- コンバージョンイベント(フォーム送信、電話タップ)が正しく設定されているか
- 内部トラフィック(自社IPアドレス)の除外フィルターが設定されているか
- Search Consoleとの連携が完了しているか
SNSプロフィールの更新
企業のSNSアカウント(X、Instagram、Facebook、LINEなど)のプロフィール欄に記載しているWebサイトURLを新しいものに更新します。旧サイトからリニューアルした場合は、URLが変わっていないか確認し、必要に応じてリダイレクト設定も行います。
名刺・印刷物のURL更新
新しいURLやQRコードへの更新が必要な印刷物をリストアップします。名刺、パンフレット、チラシ、封筒、社用車のステッカーなど、意外と多くの媒体にURLが記載されています。すぐに全部を刷り直す必要はありませんが、在庫がなくなったタイミングで順次更新していきましょう。
フェーズ3:1週間以内にやること
公開から1週間以内に取り組むべき施策です。外部への告知と、関連サービスとの連携がメインになります。
Googleビジネスプロフィールの更新
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に登録している場合、WebサイトのURLを最新のものに更新します。まだ登録していない場合は、この機会に必ず登録してください。ローカルSEO(地域名 + 業種での検索)において最も重要な要素です。Googleビジネスプロフィール活用ガイドも参考にしてください。
更新時には以下も合わせて見直しましょう。
- 営業時間は最新か
- 住所・電話番号は正しいか
- サービス内容の説明は最新か
- 写真は最新の店舗・オフィス画像に更新されているか
プレスリリースの検討
新規開設またはリニューアルの場合、プレスリリースの配信を検討しましょう。PR TIMES、@Press、ValuePressなどのプレスリリース配信サービスを利用すれば、多くのメディアに情報を届けることができます。プレスリリースは被リンク獲得の観点からもSEOに効果的です。
プレスリリースに含めるべき要素は、リニューアルの目的と背景、新しいサイトの特徴・機能、URL、担当者の連絡先です。
SNSでの告知
各SNSアカウントでホームページの公開・リニューアルを告知します。単に「ホームページを公開しました」と投稿するだけでなく、新サイトのスクリーンショットや特徴的な機能の紹介を添えると、エンゲージメントが高まります。社員個人のSNSアカウントでのシェアも依頼しましょう。初期の拡散力を高めるために、公開初日〜3日間で集中的に告知するのが効果的です。
フェーズ4:1ヶ月以内にやること
公開から1ヶ月が経つと、初期データが蓄積され始めます。このデータを分析し、早期の改善につなげましょう。
初期アクセスデータの確認
GA4で以下の指標を確認します。
- ユーザー数・セッション数:サイト全体のアクセス規模を把握。
- 流入チャネル:オーガニック検索、直接流入、SNS、リファラル(他サイトからのリンク)の比率。
- 人気ページ:最も閲覧されているページを確認。意図したページがアクセスされているか。
- 直帰率・滞在時間:ユーザーがサイトに留まっているか、すぐに離脱していないか。
- デバイス比率:スマートフォン・PC・タブレットの比率。スマートフォンが多い場合は、スマホでのUXを重点的に改善。
問い合わせ状況の確認
公開後1ヶ月間のお問い合わせ件数を集計します。新規公開のサイトであれば、月1〜3件のお問い合わせがあれば順調な滑り出しです。もし0件の場合は、導線設計やフォームの使いやすさに問題がないか再確認してください。フォームは実際に自分でスマートフォンから送信テストしてみましょう。
ブログ更新の開始
1ヶ月目からブログの定期更新を開始します。最低でも月2本、理想は週1本のペースを目指しましょう。最初のテーマとしておすすめなのは、自社のサービスに関するFAQ(よくある質問)、業界の基礎知識、事例紹介の3つです。これらは顧客のニーズに直結し、SEO効果も高いテーマです。
フェーズ5:継続運用(2ヶ月目以降〜)
公開直後のセットアップが完了したら、あとは継続的な運用フェーズに入ります。ここが最も重要で、多くの企業がつまずくポイントでもあります。
月次のアクセスレポート確認
毎月の定点観測として、以下の指標を記録しておきましょう。月次の推移を見ることで、施策の効果や季節変動を把握できます。
- 月間ユーザー数・セッション数
- オーガニック検索からの流入数
- コンバージョン数(問い合わせ、電話など)
- Search Consoleの平均掲載順位・クリック数
- 上位表示キーワード数の推移
最初の3ヶ月は目立った成果が出にくい時期ですが、正しい施策を継続していれば、4〜6ヶ月目から数値が伸び始めるのが一般的です。
コンテンツの継続更新
ブログ記事の定期公開、既存ページの情報更新、事例・実績の追加を継続します。「ネタがない」と思ったら、お客様からの質問をそのまま記事にしましょう。実際にお客様が聞いてくることは、他の多くの人も検索している可能性が高いです。
セキュリティアップデート
WordPressを使用している場合は、本体・テーマ・プラグインのアップデートを月1回は確認・適用してください。セキュリティの脆弱性が放置されると、サイトの改ざんやマルウェア感染のリスクがあります。アップデート前には必ずバックアップを取ることを忘れずに。
やりがちな失敗:「作って終わり」にしてしまう
この記事で紹介した施策を見て「やることが多すぎる」と感じるかもしれません。しかし、すべてを一度にやる必要はありません。チェックリストを使い、優先度の高いものから一つずつ片付けていけば大丈夫です。
最も避けるべきは、何もしないことです。数十万円、場合によっては100万円以上かけて制作したホームページを、公開後に放置するのは最もコストパフォーマンスの悪い選択です。月に数時間でも継続的に手をかけることで、ホームページは確実にビジネスの資産として成長していきます。
VOLTでは、ホームページ制作だけでなく、公開後の運用支援も行っています。「何から手をつけていいか分からない」「運用の時間が取れない」という方は、ぜひ無料お見積もりからご相談ください。貴社の状況に合わせた最適な運用プランをご提案いたします。