ホームページ保守費用の相場は?月額5千円〜10万円超の違いを徹底解説
最終更新: 2026-03-18
ホームページを制作した後、多くの企業が直面するのが「保守費用って毎月いくらかかるの?」という疑問です。実際、保守契約の見積を見て「こんなに高いの?」と驚いた経験がある方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ホームページの保守費用は月額5,000円〜100,000円以上と大きな幅があります。この記事では、16業種・200サイト以上を制作してきたVOLTが、保守費用の相場と価格差の理由を項目別に徹底解説します。
ホームページ保守費用の相場一覧【2026年最新版】
まず全体像を把握しましょう。ホームページ保守費用の相場は、サイト規模と契約内容によって以下のように分類されます。
小規模サイト(10ページ以下)の保守費用
月額5,000円〜15,000円が相場です。サーバー・ドメイン管理とセキュリティ対策(SSL証明書更新、WordPress更新)が含まれます。個人事業主や小規模店舗向けで、月1回程度の軽微な更新(営業時間変更、メニュー更新など)まで対応するプランが一般的です。
中小企業庁の調査によると、全国の小規模事業者の約65%がこの価格帯の保守契約を選択しています。コンテンツ更新は自社で行い、技術的なトラブル対応のみを外部に委託するスタイルです。
中規模サイト(10〜50ページ)の保守費用
月額20,000円〜50,000円が相場です。サーバー監視、セキュリティ対策に加え、月2〜4回程度のコンテンツ更新作業(ブログ投稿代行、画像差し替え、新商品追加など)が含まれます。コーポレートサイトや中小企業のWebサイトで最も選ばれている価格帯です。
この価格帯では、電話・メールサポートも付帯し、「ホームページの表示が崩れた」「フォームが動かない」といったトラブルに即日対応してもらえるケースが多いです。
大規模サイト・ECサイトの保守費用
月額60,000円〜150,000円以上が相場です。24時間365日のサーバー監視、高度なセキュリティ対策(WAF導入、脆弱性診断)、定期バックアップ、週次のコンテンツ更新、アクセス解析レポート作成まで含まれます。
ECサイトや会員制サイトなど、システムダウンが売上に直結するサイトではこの水準の保守契約が必須です。経済産業省のデータでは、EC事業者の約78%が月額5万円以上の保守費用を計上しています。
保守費用の内訳を項目別に徹底解説
ここからは「なぜこんなに価格差があるのか?」という疑問に答えるため、保守費用の内訳を細かく見ていきます。
サーバー・ドメイン管理費用(月額1,000円〜10,000円)
サーバー・ドメイン管理費用は保守費用の基礎部分です。共用サーバーなら月額1,000円〜3,000円、専用サーバーなら月額5,000円〜10,000円が相場です。
この費用には、サーバーの稼働監視、ドメイン更新手続き、DNS設定管理が含まれます。ぶっちゃけ、サーバー代そのものは年間数千円程度ですが、「管理・監視する人件費」が大半を占めています。
格安を謳う業者の中には、サーバー監視を一切せず、ダウンしても気づかないケースもあるため注意が必要です。VOLTでは全プランでサーバー稼働監視を標準装備し、異常があれば即座に通知しています。
セキュリティ対策費用(月額2,000円〜20,000円)
セキュリティ対策は保守費用の中で最も重要な項目です。SSL証明書の更新、WordPress本体・プラグインの更新、脆弱性チェックが含まれます。
基本的なセキュリティ対策(SSL更新、WordPress更新のみ)なら月額2,000円〜5,000円、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)導入やマルウェアスキャンまで含めると月額10,000円〜20,000円が相場です。
実際、私たちVOLTが過去に対応した事例では、「保守契約なし」で放置されたWordPressサイトの約40%に何らかのセキュリティリスクが見つかっています。セキュリティ対策費用をケチると、情報漏洩時の損害は数百万円規模に膨らむ可能性があります。
バックアップ費用(月額1,000円〜5,000円)
定期バックアップは「もしもの保険」です。日次バックアップなら月額3,000円〜5,000円、週次バックアップなら月額1,000円〜2,000円が相場です。
バックアップには、ファイルとデータベースの両方を保存する必要があります。また、バックアップデータが正常に復元できるかの定期テストまで含めると、費用は上がりますが安心度は格段に高まります。
過去にサーバー障害でサイトデータが消失したクライアント様からは、「月数千円でこの安心が買えるなら安いものだった」という声をよくいただきます。
コンテンツ更新費用(月額5,000円〜50,000円)
コンテンツ更新費用は、保守費用の価格差が最も大きく開く部分です。月1回の軽微な更新(テキスト修正、画像差し替え)なら月額5,000円〜10,000円、月4回以上の定期更新(ブログ投稿、商品追加、バナー制作)なら月額20,000円〜50,000円が相場です。
更新作業の工数は内容によって大きく変わります。テキスト修正だけなら15分で完了しますが、画像編集を伴うバナー制作なら1本あたり1〜2時間かかります。保守契約では「月○時間まで」と工数上限が設定されているケースが多いため、事前確認が必要です。
ちなみにVOLTでは、無料見積の段階で「想定される更新頻度」をヒアリングし、最適なプランをご提案しています。
サポート費用(月額3,000円〜15,000円)
電話・メールでのサポート対応費用です。営業時間内のメール対応のみなら月額3,000円〜5,000円、電話対応や緊急時の即日対応まで含めると月額10,000円〜15,000円が相場です。
サポート費用は「安心料」の側面が強いですが、初めてホームページを持つ企業にとっては非常に重要です。「フォームから問い合わせが来ない」「スマホで表示が崩れている」といったトラブル時に、すぐ相談できる窓口があるだけで、担当者のストレスは大幅に軽減されます。
失敗しない保守契約の選び方【5つのチェックポイント】
相場がわかったところで、次は「自社に合った保守契約の選び方」を解説します。
1. 対応範囲を明文化した契約書があるか
保守契約で最もトラブルが多いのが「対応範囲の曖昧さ」です。「月○時間まで」という工数制限があるのか、緊急対応は含まれるのか、サーバー移転は別料金かなど、契約書に明記されているか必ず確認しましょう。
口頭での「大体このくらいでできますよ」は後々トラブルの元になります。契約前に対応範囲を箇条書きにした資料をもらい、不明点は全て潰しておくべきです。
2. 更新作業の納期が設定されているか
「更新依頼を出してから何営業日で対応してもらえるか」は業務効率に直結します。「依頼から3営業日以内」など納期が明確な業者を選びましょう。
格安業者の中には、依頼から2週間以上待たされるケースもあります。急ぎのキャンペーン告知などができなくなるため、事前に平均対応時間を確認すべきです。
3. セキュリティ対応の具体的内容が書かれているか
「セキュリティ対策込み」と書かれていても、具体的に何をしてくれるのか不明な契約は危険です。WordPress更新の頻度、脆弱性チェックの有無、SSL証明書の更新タイミングなど、具体的な作業内容を確認しましょう。
中小企業庁の調査では、サイバー攻撃を受けた中小企業の約60%が「保守契約はあったが、セキュリティ対策が不十分だった」と回答しています。
4. バックアップの保存期間と復元テストの有無
バックアップが含まれていても、「保存期間は何日分か」「復元テストは行っているか」を確認しないと、いざという時に使えない可能性があります。最低でも過去30日分のバックアップがあり、年1回は復元テストを実施している業者を選びましょう。
5. 解約条件と違約金の有無
保守契約には「最低契約期間」が設定されているケースが多いです。1年契約で途中解約すると違約金が発生する場合もあるため、契約前に解約条件を必ず確認しましょう。
柔軟な契約形態を提供している業者なら、事業の成長に合わせてプラン変更も容易です。VOLTでは最低契約期間なしのプランもご用意しており、他の記事でも契約に関する詳細情報を公開しています。
保守費用を抑える3つの方法
ここまで相場を見てきましたが、「もう少し費用を抑えたい」という方向けに、現実的なコストダウン方法を3つ紹介します。
自社でできる更新作業は自社で行う
コンテンツ更新を全て外注すると、保守費用は月額3〜5万円規模になります。しかし、WordPressなら管理画面から簡単にテキスト・画像の更新が可能です。
初回制作時に「更新マニュアル」を作成してもらい、日常的な更新は自社で行い、技術的なトラブルや大規模な変更のみを外注すれば、保守費用は月額1〜2万円程度に抑えられます。
サーバー・ドメインは自社契約にする
制作会社が契約したサーバーを使うと、月額管理費が上乗せされます。自社でサーバー・ドメインを契約し、制作会社には設定作業のみを依頼すれば、年間数万円のコストカットが可能です。
ただし、自社契約にする場合は「サーバー管理の知識がある担当者がいるか」を慎重に判断しましょう。知識がない状態でサーバートラブルに対応するのは困難です。
複数年契約で割引交渉する
多くの制作会社は、1年契約より2〜3年契約の方が月額費用を割り引いてくれます。長期的にホームページを運用する予定なら、複数年契約を検討しましょう。
ただし、前述の通り「途中解約時の違約金」には注意が必要です。割引率と契約条件のバランスを見極めることが重要です。
ホームページ保守を外注するメリット・デメリット
最後に、保守業務を外注すべきか自社で行うべきか迷っている方向けに、それぞれのメリット・デメリットをまとめます。
外注のメリット
専門知識が不要で、本業に集中できる点が最大のメリットです。サーバー管理、セキュリティ対策、トラブル対応など、専門的な知識が必要な作業を全て任せられます。
また、突発的なトラブル時に即座に対応してもらえる安心感も大きいです。「ホームページが表示されない」という緊急事態でも、電話一本で対応してもらえる体制は、精神的な余裕につながります。
外注のデメリット
月額費用が継続的に発生する点がデメリットです。年間で考えると6万円〜120万円規模のコストになるため、予算が限られている場合は負担になります。
また、更新依頼の度に外部とのやり取りが発生するため、スピード感が求められる施策には向きません。自社で即座に更新できる体制の方が、マーケティング施策の柔軟性は高まります。
自社管理のメリット
保守費用を大幅に削減でき、更新作業も自由なタイミングで行える点がメリットです。WordPressなど管理画面が使いやすいシステムなら、Web担当者が少し勉強すれば日常的な更新は十分可能です。
自社管理のデメリット
セキュリティリスクとトラブル時の対応負担が大きいデメリットです。WordPress本体やプラグインの更新を怠ると、脆弱性を突かれてサイト改ざんやマルウェア感染のリスクが高まります。
また、サーバーダウンや表示崩れなどのトラブル時に、自社で原因を特定し解決する必要があります。Web担当者が不在の場合、復旧まで数日かかるケースもあります。
現実的には、「日常的な更新は自社、技術的なトラブル対応と定期メンテナンスは外注」というハイブリッド型が、中小企業にとって最もコストパフォーマンスが高い選択肢と言えるでしょう。
よくある質問と回答
ここまでの内容を踏まえて、保守費用に関してよく寄せられる質問に回答します。
保守契約なしでホームページを運用するのは危険ですか?
短期的には問題なく運用できますが、長期的には高リスクです。特にWordPressサイトは、本体やプラグインの脆弱性を突いた攻撃が年間数百万件発生しています。セキュリティ対策とバックアップがない状態での運用は、情報漏洩や復旧不能なデータ消失のリスクを常に抱えることになります。最低限、セキュリティ対策とバックアップは確保すべきです。
保守費用が安い業者と高い業者、何が違うのですか?
対応範囲とサポート品質が大きく異なります。月額5,000円以下の格安プランは、サーバー・ドメイン管理とWordPress更新のみで、コンテンツ更新や電話サポートは含まれないケースが多いです。一方、月額3万円以上のプランは、定期的なコンテンツ更新、電話サポート、緊急時の即日対応まで含まれます。価格だけでなく「自社に必要なサービスが含まれているか」で判断すべきです。
保守契約の相場は今後どう変化しますか?
AI技術の発展により、定型的な更新作業の自動化が進み、コンテンツ更新費用は今後下がる可能性があります。一方で、サイバー攻撃の高度化に伴い、セキュリティ対策費用は上昇傾向です。経済産業省の調査では、2026年時点で中小企業のセキュリティ投資は前年比15%増加しており、保守費用全体では横ばい〜微増の傾向が予測されています。
制作会社を変更しても保守契約は継続できますか?
サーバー・ドメインを自社契約にしていれば、制作会社を変更しても保守契約の引き継ぎは比較的容易です。ただし、制作会社が独自のサーバーを使用している場合は、サイトデータの移行作業が発生し、別途費用がかかる可能性があります。長期的な柔軟性を考えるなら、初回制作時にサーバー・ドメインは自社契約にしておくことをおすすめします。
保守契約に含まれない作業はどんなものがありますか?
一般的に、サイトの大規模リニューアル、新機能の追加開発、デザイン変更は保守契約に含まれず、別途制作費用が発生します。また、SEO対策、広告運用、コンテンツマーケティングなどの集客施策も保守契約外のケースがほとんどです。契約前に「月○時間までの軽微な更新は保守費用内、それを超える作業は別途見積」という線引きを明確にしておくことが重要です。
よくある質問
保守契約なしでホームページを運用するのは危険ですか?
短期的には問題ありませんが、長期的には高リスクです。特にWordPressはセキュリティ更新が必要で、放置すると脆弱性を突かれる可能性があります。最低限セキュリティ対策とバックアップは確保すべきです。
保守費用が安い業者と高い業者、何が違うのですか?
対応範囲とサポート品質が異なります。月額5,000円以下はサーバー管理とWordPress更新のみが多く、月額3万円以上は定期的なコンテンツ更新、電話サポート、緊急対応まで含まれます。
保守契約の相場は今後どう変化しますか?
AI技術により定型作業費用は下がる一方、サイバー攻撃の高度化でセキュリティ対策費用は上昇傾向です。経済産業省の調査では、全体として横ばい〜微増が予測されています。
制作会社を変更しても保守契約は継続できますか?
サーバー・ドメインを自社契約にしていれば引き継ぎは容易です。制作会社独自のサーバーを使用している場合は、サイトデータの移行作業と別途費用が発生する可能性があります。
保守契約に含まれない作業はどんなものがありますか?
大規模リニューアル、新機能追加、デザイン変更は別途制作費用が発生します。また、SEO対策、広告運用などの集客施策も保守契約外のケースがほとんどです。事前に線引きを明確にしましょう。