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ノウハウ

飲食店のお知らせに何を書くか。更新が止まらない粒度の決め方

著者: VOLT編集部(株式会社Mycat。飲食店のホームページだけを作っています)

3か月前で止まったお知らせは、書かないより悪く働きます。

サイトを作ったときは「お知らせも書きます」と言っていたのに、気づくと最新が3か月前になっている。飲食店でいちばんよくある詰まり方です。この記事は、何を書けば読まれて、どのくらいの粒度なら止まらないのかを決めるために書きました。

日付が古いまま止まっていると、読んだ人は中身より先に日付を見ます。この店、まだやっているのだろうか。移転したのではないか。飲食店は閉店と移転が珍しくない商売なので、疑われる側に立ちやすいです。書かないと決めるなら、そもそも日付の出る欄を置かないほうが安全です。

お知らせの欄は、店で言えば黒板です。書き換えられていない黒板が店先に出ていれば、通る人は中身より先に「やっているのか」を考えます。サイトの中でも、同じことが起きています。

日記にすると、たいてい続きません。

「今日は暑かったですね」「常連のお客様が来てくれました」。書き始めると、こうなりがちです。悪い文章ではありませんが、続きません。読む人が誰なのかも、書く自分の理由もはっきりしないからです。

お知らせを読むのは、これから行くかどうかを決めている人です。今日の夜どこにするか。来週の接待をどこにするか。忘年会の会場をどこにするか。その人が読んで、行く日を決められる材料になっているか。判断はこれだけで足ります。

店の人柄を出したいなら、日記ではなく、料理と仕入れの話の中に混ぜるほうが伝わります。「今年の身が締まっている」の一行に、店の人が出ます。

もうひとつ、日記が続かない理由があります。書いたあと、読まれたかどうかが分からないからです。行く日を決められる情報なら、電話や予約の中身が変わるので、書いた手応えが返ってきます。「お知らせを見て」と言われる回数が、そのまま続ける理由になります。

読まれるのは、行く日を決められる情報です。

書く中身は、だいたい4つに収まります。

  • 季節のメニュー。始まる日と終わる日を入れます。「今週から」ではなく日付で書きます。
  • 仕入れ。今日入ったもの、どこのものか、いつまであるか。
  • 営業時間と休みの変更。臨時休業、年末年始、貸切による時間の変更。
  • 受付の開始。忘年会や新年会、母の日、クリスマス。いつから何名まで受けるか。

この4つは、どれも「いつ行けるか」に関わります。逆に、内装を少し変えた話や、スタッフが増えた話は、行く日を決める材料になりません。書くなら、お知らせではなく店内のページやスタッフのページに置くほうが、あとで探しやすくなります。

並べる順番も決まっています。上に来るのは、期限のあるものです。受付の開始と、季節のメニューの終わる日。臨時休業は、その日が近いあいだだけ上に置きます。過ぎたものが一番上に残っていると、それだけで更新が止まって見えます。

仕入れの話は、写真1枚と3行で足ります。

長く書こうとするから止まります。仕入れなら、写真1枚と、何が入ったか、どこのものか、いつまでか。この3行で終わりです。

業態によって、書く中身は変わります。焼肉なら、今日おろした部位と、その日に出せる枚数。寿司や和食なら、今朝の白身と、いつまで出せるか。カフェやベーカリーなら、明日の焼き上がりの時間と、何が焼けるか。ラーメンや定食なら、スープ切れで早じまいした日と、翌日の仕込みの量。バーなら、入荷した銘柄と、1杯いくらから飲めるか。

どれも店の中の話ですが、読む人にとっては「いつ行けば食べられるか」の情報になっています。ここがずれていなければ、短くても読まれます。

写真は、その日その場で撮ったもので構いません。整った1枚より、いま台の上にあるものが写っているほうが、読む人には効きます。撮り方の勘所は写真の話にまとめました。

営業時間の変更は、お知らせに書く前に直す場所があります。

臨時休業や時間の変更をお知らせに書いても、それだけでは足りません。営業時間そのものを載せている欄が、サイトの中に別にあるからです。お知らせだけ直して営業時間の欄が古いままだと、そちらを見た人が来て、閉まっているのを見ることになります。

もうひとつ、Googleビジネスプロフィールに出ている営業時間も一緒に直します。店名で検索した人が最初に見るのは、たいていそちらです。検索の順位そのものは約束できませんが、出ている情報とサイトの情報を一致させることはできます。

臨時の変更が多い店ほど、この3か所を一度に直す手順を先に決めておくと楽になります。

止まる粒度と、止まらない粒度があります。

「週に1本書く」と決めた店は、たいてい止まります。書くことがない週が来て、その週を飛ばした時点で、戻れなくなるからです。

止まらないのは、量ではなくきっかけで決めた店です。仕入れが変わったら3行。休みを決めたら、その日のうちに。季節の品を出すと決めたら、始まる日と終わる日。書く理由が店の中の出来事なので、ネタを探す時間が要りません。

あわせて、誰が書くかを先に決めておきます。店主が書くのか、ホールの方が書くのか。スマホで写真を撮って、そのまま数行足せる形にしておくと、開店前の短い時間で終わります。パソコンを開かないと更新できない作りにすると、忙しい月に止まります。

それでも止まった月があったら、書き足すより先に、営業時間と値段が今のものかを見てください。お知らせが古いことより、営業時間が古いことのほうが、来る人に迷惑がかかります。直す優先度は、そちらが上です。

うちの店だと、何を書けばいいか。

業態によって、書くことも、書く頻度も変わります。仕入れが毎日動く店と、季節ごとにしか動かない店では、同じ形にしても合いません。予約の受付が売上の山を作る店なら、受付開始の告知がいちばん効きます。

公開したあとご自身で書き換える範囲は、制作費が動くところでもあります。どこまで自分で触れる形にするかは費用の考え方に書きました。予約の受け口をどう置くかは予約の受け方の話にあります。

30分の無料相談で、うちの店なら何を、どのくらいの頻度で書けば止まらないかを、その場でお出しします。オンラインで30分、費用はかかりません。その場で契約を求めることも、後日お電話することもありません。

よくある質問

お知らせは、月に何本くらい書けばいいですか。

本数で決めると止まりやすいです。仕入れが変わったら3行、休みを決めたらその日のうちに、季節の品を出すなら始まる日と終わる日。きっかけで決めておくと、書くことを探す時間が要りません。結果として月に1本の月も、3本の月もあります。日付が何か月も止まっていない状態が保てていれば足ります。

自分で更新できないと、そのつど費用がかかりますか。

どこまでご自身で書き換える形にするかを、作る前に決めます。お知らせと営業時間だけをスマホから触れる形にする店が多いです。月額の管理費はいただきません。更新できる範囲は制作費が動くところなので、30分の相談で「ここまで自分で触りたい」を先に決めておくと、あとで足す手間が減ります。

文章が上手ではないのですが、書けるでしょうか。

箇条書きで構いません。何が入ったか、どこのものか、いつまでか。この3つが書いてあれば、読む人は行く日を決められます。文章の上手さより、日付と値段が正確なことのほうが効きます。開店前に写真を1枚撮って、3行足す。この形にしておけば、忙しい月でも続きます。

料金・納期・進め方など、記事に関係なくよく聞かれることは よくある質問 にまとめてあります。

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