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ノウハウ

ホームページの原稿の書き方|プロが教える構成とコツ

なぜ原稿がホームページの成否を決めるのか

ホームページ制作において、デザインや技術的な要素は確かに重要です。しかし、サイトの成果を最も大きく左右するのは「原稿(コンテンツ)」であるということは、意外と知られていません。

考えてみてください。訪問者がホームページを訪れる目的は何でしょうか。それは「情報を得ること」です。美しいデザインに一瞬目を引かれたとしても、必要な情報が載っていなければ訪問者はすぐに離脱してしまいます。逆に、デザインがシンプルでも、的確な情報が読みやすく整理されていれば、問い合わせや購入といったアクションにつながります。

Web制作会社に依頼する場合、デザインやコーディングは制作会社が対応しますが、原稿の準備はクライアント(依頼主)の役割であることがほとんどです。ここで原稿の準備が滞ると、制作全体のスケジュールが遅延する原因になります。実際、ホームページ制作が予定より遅れる原因の70%以上が「原稿の遅れ」というデータもあります。

この記事では、ホームページ用の原稿を効率的かつ効果的に書くための方法を、ページ別テンプレート付きで解説します。

ページ別|原稿テンプレートと書き方

ページごとに求められる情報は異なります。以下に、コーポレートサイトの主要ページの原稿テンプレートを紹介します。ページ構成の全体像はこちらの記事を参考にしてください。

トップページの原稿

トップページは訪問者が最初に目にするページであり、「3秒で何の会社かわかる」ことが最も重要です。以下の要素を順番に準備しましょう。

  • キャッチコピー(15〜30文字):企業の強みや提供価値を一言で表現する。例:「中小企業のDXを、もっと身近に。」
  • サブコピー(50〜100文字):キャッチコピーを補足し、具体的なサービス内容や対象顧客を伝える
  • 事業紹介の見出し+要約(各50〜100文字):主要サービスを3〜5つ取り上げ、それぞれの概要を簡潔に記載する
  • 実績の数字(3〜5項目):「創業○年」「取引実績○社」「顧客満足度○%」など、信頼を裏付ける具体的な数字
  • お知らせ(最新3〜5件):ニュースやブログの最新記事を自動表示するため、原稿は不要(CMSで対応)

会社概要ページの原稿

会社概要は「この会社は信頼できるか」を判断するためのページです。事実情報を正確に、過不足なく掲載することが求められます。

  • 基本情報:会社名、代表者名、設立年月日、資本金、所在地、電話番号、従業員数、事業内容
  • 代表挨拶(200〜400文字):創業の背景、企業理念、お客様への思いを代表者の言葉で語る
  • 沿革(年表形式):設立から現在までの主要な出来事を時系列で記載する
  • アクセス情報:最寄り駅からのルート、駐車場の有無、所要時間を文章で案内する

注意すべき点として、代表挨拶は「形式的な定型文」にならないようにしましょう。「お客様第一」「社会貢献」といった抽象的な表現だけでは印象に残りません。具体的なエピソードや数字を織り交ぜると、読む人の心に響く文章になります。

サービスページの原稿

サービスページは、訪問者を問い合わせに導くための最重要コンテンツです。以下の構成で原稿を準備しましょう。

  • ターゲットの悩み・課題(100〜200文字):「こんなお悩みはありませんか?」と問いかけ、ターゲットが抱える問題を3〜5つ列挙する
  • サービスの概要(200〜300文字):どんなサービスで、どのように課題を解決するのかを簡潔に説明する
  • 選ばれる理由・強み(3〜5項目):競合他社との違いを具体的に示す。「経験豊富」ではなく「○○業界で○件の実績」のように数字を使う
  • サービスの流れ(ステップ形式):お問い合わせから納品までのプロセスを4〜6ステップで説明する
  • 料金体系:具体的な金額を記載できない場合でも「○万円〜」のように目安を示す
  • FAQ(3〜5問):見込み客がよく持つ疑問をあらかじめ解消しておく

読まれる文章を書くための5つのコツ

ホームページの文章は、書籍やメールとは異なる読まれ方をします。Web上での読者の行動特性に合わせた書き方をマスターしましょう。

コツ1:結論ファーストで書く

Webの読者は文章を最初から最後まで読むとは限りません。最初の1〜2文で結論を述べ、その後に理由や詳細を展開するのがWeb文章の基本です。これはPREP法(Point→Reason→Example→Point)とも呼ばれます。

悪い例:「弊社は2005年に設立し、長年にわたる経験の中で…(略)…そのため、高品質なサービスをご提供できます。」

良い例:「業界トップクラスの品質をお約束します。2005年の設立以来、○○件のプロジェクトを手がけてきた実績があります。」

コツ2:具体的な数字を使う

「多くの企業に選ばれています」よりも、「累計500社以上の導入実績」のほうが説得力があります。曖昧な表現をすべて具体的な数字に置き換えてみましょう。

  • 「迅速な対応」→「お問い合わせから24時間以内に回答」
  • 「豊富な実績」→「年間120件のプロジェクトを遂行」
  • 「高い顧客満足度」→「顧客満足度98.5%(2025年度アンケート調査)」

コツ3:ベネフィットを伝える

商品やサービスの「特徴(Feature)」ではなく、「利益(Benefit)」を伝えることが重要です。お客様が知りたいのは「それが自分にとってどんなメリットがあるか」です。

特徴:「24時間対応のサポート体制を完備しています。」

ベネフィット:「深夜や休日のトラブルにも即座に対応するため、ビジネスの機会損失を防ぎます。」

コツ4:1文を短くする

Web上では、長い文章は読み飛ばされやすくなります。1文は60文字以内を目安にしましょう。1つの文には1つの情報だけを含め、複数の内容を詰め込まないようにします。また、適度に改行を入れ、段落を短くすることで視認性が向上します。

コツ5:専門用語を避ける

業界内では当たり前の用語でも、一般のお客様には伝わらない場合があります。中学生が読んでも理解できるレベルを目指して、平易な言葉で書くことを心がけましょう。どうしても専門用語が必要な場合は、括弧書きで簡単な説明を添えてください。

写真素材の選び方と準備のポイント

原稿と並んで準備が必要なのが写真素材です。文章だけでは伝わりにくい情報を、写真によって効果的に補完できます。

  • オリジナル写真を優先する:フリー素材だけで構成されたサイトは信頼性が低下します。社屋・オフィス・スタッフ・商品などは実際の写真を使用しましょう
  • プロカメラマンへの依頼を検討する:代表者のポートレート、オフィスの雰囲気、商品写真など重要な写真はプロに任せるのがベストです。撮影費用は3〜5万円が相場です
  • 写真のサイズと形式:Web用の写真は横幅1600〜2000px程度、JPEG形式で十分です。スマートフォンで撮影した写真でも、適切に加工すれば十分に使えます
  • 人物写真は許可を得る:社員やクライアントの写真を掲載する際は、必ず本人の許可を書面で得ておきましょう

原稿が書けない場合の解決策

「原稿を書く時間がない」「文章を書くのが苦手」という方は少なくありません。そんな場合でもホームページ制作を前に進めるための方法をご紹介します。

解決策1:インタビュー形式で原稿を作る

制作会社にヒアリング(インタビュー)をしてもらい、会話の内容をもとに原稿を作成する方法です。話すだけで原稿が完成するため、文章を書くのが苦手な方に最適です。多くの制作会社がこの方式に対応しています。

解決策2:ライティングを外注する

プロのWebライターやコピーライターに原稿作成を依頼する方法です。費用は1ページあたり2〜5万円が相場ですが、品質の高い原稿が手に入ります。制作会社がライティングオプションを提供している場合もあります。

解決策3:箇条書きで素材を渡す

文章にまとめるのが難しい場合は、伝えたい情報を箇条書きで書き出すだけでも制作会社にとっては十分な素材になります。「何を伝えたいか」の骨子さえあれば、文章化は制作会社側で対応できる場合が多いです。

VOLTでは、原稿のご準備が難しいお客様向けに、ヒアリングに基づいた原稿作成のサポートも行っております。お気軽にご相談ください。

原稿の準備からサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。

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